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東北での復興支援活動について

現在、一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク(SBN)はきぼうの学校プラットフォームを立ち上げ、現地において復興支援活動を継続して行っております。活動の詳細などはこちらをご覧ください。
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15 : 11 : 20 | SBN募金について | page top↑

【8月6・7日】復興ボランティアツアー

SBNに参画している株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)と共同で、週末を利用して東日本大震災の被災地復興を支援する「東北地方の“今”を実感できるボランティアツアー」を8月6日・7日で実施しました。

このツアーは、仕事で忙しい人やボランティア未経験者も参加しやすく、週末を利用して参加できるような被災地支援プロジェクトで、H.I.S.が主催し、3 月から東北各地で被災地の支援活動を行っているRQ 市民災害救援センター(RQ)と連携し、初めての方でも取り組めるようツアー初日にボランティア講習を設定し、現地でその時必要とされている支援活動を行うものです。

『被災地支援のためのボランティア活動を行いたいが一人で何ができるのかわからない』、『事情もわからないまま赴いて逆に迷惑をかけることになるのでは』と躊躇されている方など、思いはあってもなかなか具体的に行動を起こせなかったという話もあり、ボランティア未経験者も週末を利用して参加できるような内容になっています。

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今回参加したのは学生から人生の大先輩まで、総勢40名。
沿岸地域の漁師のお手伝いや、写真の洗浄作業などを分担して行いました。

この取り組みは、季節や復興の進捗により、ボランティアの内容を
変えながら、今後も継続していく予定です。
01 : 02 : 07 | 現地レポート | page top↑

きぼうの学校プラットフォーム スタート!

事務局の辻です。


SBNでは、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の復興のための多様な
「学び」と「仕事」を生み出す『きぼうの学校プラットフォーム』を
2011年5月13日(金)に設立いたしました。

『きぼうの学校プラットフォーム』には、
被災地の復興支援に取り組むNPO・企業・省庁が参加し、
設立と同時に複数のプロジェクトをスタートします。

公式サイトは6月10日午前9時にオープンしました。

http://www.kibounogakkou.jp/

詳細はプレスリリースをご覧ください。

今後、東北復興に向けた一層の活動を進めて参りますので
引き続きの御支援、よろしくお願いいたします!
10 : 21 : 00 | 現地レポート | page top↑

4月~5月のSBNの現地での活動について

事務局の辻です。

この間、SBNでは毎週末、現地に入り活動を行っています。

主に、宮城県気仙沼市・南三陸町、岩手県陸前高田市を拠点として、
地元で継続的に活動している地域住民の方々や支援組織(企業やNPO、NGOなど)
と連携を取りつつ、「今、本当に現地で求められていること」に
応えようという動きを取っています。

来月からは具体的な支援活動がいくつかスタートする予定です。
開始しましたらこのブログで随時お伝えしていきます。

21 : 13 : 25 | 現地レポート | page top↑

green drinks Kanazawaで募金の呼びかけを頂きました!

先日、4月16日に開催された”第4回グリーンドリンクス金沢”の中で
SBN募金の活動を紹介頂き、寄付が集まりました!

http://gdkanazawa.com/event/

グリーンドリンクスは、世界の600都市以上で開催されているグリーンやエコ、
サステナビリティ、ソーシャルをテーマにした気軽なパーティです。
環境や町づくり、豊な生き方、考え方に興味がある人達が集まります。
世界だけでなく、日本全国で開催されています。

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支援のお声掛けを頂いたのは、green drinks Kanazawa事務局の森山明能さん。

森山さんは株式会社御祓川というまちづくり会社で”能登留学”という
長期実践型インターンシップにも取り組んでいます。

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同じく仙台で長期インターンシップに取り組む東北ソーシャルビジネス協議会(TSB)
理事の渡辺一馬さんと深い関わりがあり、今回のお話につながりました。

このような動きが全国へと広がっていくことはとても喜ばしいことですね。

森山さん、green drinks Kanazawaで募金いただいたみなさま、
本当にありがとうございます!
10 : 53 : 14 | ご協力の輪 | page top↑

【4月7日】現地レポート

事務局の辻です。

昨日に引き続き、南三陸町の避難所を訪れ、
運営管理をされている方に状況をお伺いしました。

避難所では、長期的に運営組織づくりをサポートする人材を求めています。
支援物資を調達し、ガソリンなどの燃料や食糧を管理し、
また、様々な団体からの問い合わせや避難所の人々の要望や意見に対応する
といった役割です。

仮設住宅が建ち始め、徐々に避難所で生活する人数は減少していくものの、
すぐにはゼロにはなりません。半年~1年、場合によってはそれ以上の期間、
避難所生活が続く可能性もあります。

1週間程度の支援では、地元の人々との信頼関係を築くことはできないため、
中長期にわたり避難所に滞在し活動することが求められています。


その後、仙台へ戻る際に
同じく沿岸部の石巻市の状況も確認しました。

高台から見下ろした石巻の港町は、とても言葉に表せられない状態でした。

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沿岸部だけではなく、町の奥深くまで、その爪痕は残されていました。
これから暖かくなるにつれて、衛生面もの不安も増大するため、
早急な除去が求められています。

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追記:

この晩、今回の震災の中で最大の余震が起きたとき
震度6強の仙台駅近くにいました。

様々なものが激しく揺れ、人々が叫び、停電となり一気に暗闇になる。。
このビルや電柱が倒れてきたら、津波がもしここまで来たら、
と恐怖に怯えた時間でした。

一方で、その後の仙台の方々の落ち着いた対応に感動しました。
と、同時にこの1カ月、東北の方々がどれくらいの余震を体験してきたのか、と
改めて考えさせられました。






00 : 36 : 32 | 現地レポート | page top↑

【4月6日】現地レポート

事務局の辻です。

本日はつなプロの動きから離れ、
より状況が厳しい地域、南三陸町に行きました。
そのうちのある1つの避難所でボランティアをしつつ
ボランティアセンターのスタッフに状況をヒアリングしました。

南三陸町いわゆるは沿岸部で、被災地域の中でも最も厳しい状況の地域の一つです。
津波は高さが8mを超えたと言われています。

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1カ月近くが経過した現在でも、
電気・ガス・水道いずれもまだ通っていません。

この避難所では、800名~1,000名の人々が生活しており、
ボランティアセンターのスタッフは20名程度。ただしこのスタッフは
地元の人々は少なく、外部の人々が入れ替わりで担当しているとのこと。

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地元の人々は、自分たちの手で新しい自治組織をつくりたいと考えているが
それを取り仕切るメンバーがいないとのことでした。
外部からそういう人が長期間、入ってきてもらえれば。。
という話も出ていました。
00 : 18 : 05 | 現地レポート | page top↑

【4月5日】現地レポート

事務局の辻です。

つなプロの第2期がこの日より本格スタートしました。
アセスメントは県北・県南の2つの支部、さらにそれぞれを
複数のエリアに分け、実施しています。

私が同行したのは県南の七里ガ浜、松島というエリアです。
このエリアは震災・津波そのものの被害はそれほど大きくなく、
避難所も比較的落ち着いていました。

避難所の人数は40名~250名とばらつきがあります。
物資は足りていて、自治の形ができつつあります。

これらの安定した避難所におけるニーズは、
緊急物資ではなく生活雑貨や嗜好品などとなっています。

こどもはゲームや本(マンガ)などの遊び道具が欲しい、
というニーズがあるようです。
00 : 13 : 43 | 現地レポート | page top↑

【4月4日】現地レポート

事務局の辻です。

滞ってしまいましたが、現地の状況をお伝えしていきます。

この日は、つなプロ第2期のオリエンテーション。

全国から80名以上のボランティアが集結。
第1期からの継続組も20名以上います。総勢110名弱の、精鋭チームです。

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オリエンテーションでは、つなプロのミッション・活動の定義について
丁寧に説明・意思共有が行われました。

<ミッション>
避難所でのこれ以上の死者、状況悪化者を出さない

<活動定義>
活動定義:そのために避難所での課題・困りごとを「発見」し、
専門NPO・限定物資・疎開先などと「つなげる」こと

<基本3原則>
 ・被災地・被災者が主役の復興を支え続けよう
 ・避難先のくらしを、少しでも心地よくできるよう、支えよう
 ・緊急対応だけでなく、しくみづくりを心がけよう


その後、第1期のアセスメントの報告がありました。

※アセスメント:
避難所を回り、人数やトイレの数、衛生状態といった
100以上の項目をヒアリング・チェックする

この1週間で、宮城県内の避難所は当初の800から、
4月3日には521に減少。
また、今回の状況は津波の被害がほとんどということも明らかになりました。


その後、具体的な活動についての説明がありました。
つなプロでは、県北・県南の2つの支部に分け、それぞれに拠点を設けます。

拠点ごとにエリアがさらに細分化され、エリアごと
エリアマネージャーがつく、という形です。

ボランティアスタッフは市内の寺に宿泊します。


その後、ボランティアスタッフ同士のチームビルディングへ。
NPOカタリバの元理事である稲葉さんの仕切りで、ワークショップを交えながら
お互いを知り、絆を深めていきます。


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翌日からはいよいよアセスメント開始です。
23 : 43 : 22 | 現地レポート | page top↑

【4月3日】現地レポート

事務局の辻です。

本日午後、仙台に入りました。
仙台に向かう高速道路は問題なく、またガソリンも給油可能な状態。
東京から約4時間半の道のりです。

市街部は落ち着いていました。
まだファーストフード店は閉店しているものの、
コンビニや飲食店の一部は開店していました。

仙台市は物資がほぼ足りている状況で、
ガソリンも30分~1時間並べば入手できる状況。
徐々に平時の暮らしに戻りつつあります。

一方で、少し車を走らせるとそこは沿岸部。
震災発生から3週間が経過した今もなお、津波の爪痕をそのままに残しています。

到着後、せんだい・みやぎNPOセンターのオフィスで
東北ソーシャルビジネス推進協議会(TSB)の事務局を担っている渡辺氏と打ち合わせ。

その後、先日立ち上がった、複数の団体が連携する
宮城連携復興センターのミーティングにオブザーブ参加。
現場チームからの各地域のリアルな報告や、
不足しているヒト・モノが次々と連携されていく”即応”の場でした。

また、宮城連携復興センターに参画している「つなプロ」では現在、ボランティアが
宮城県内すべての避難所を回り、状況の調査を行っています。

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これらの活動は、民間ベースで自発的に取り組まれているものです。
SBN募金では、集まった資金をこれらの活動の資金にも活用していきます。
募金詳細はこちらからご確認ください。


明日は、避難地域を回るボランティアが新たに数10名やってきます。
そのオリエンテーションの内容などを報告します。



01 : 52 : 47 | 現地レポート | page top↑
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